佐藤 光男
(房州ちくら漁業協同組合所属) 


第1光洋丸(こうようまる) 0.6トン

海士

 東京からUターンしてきて,海が好きだから海士になってもう20年以上になる。
 毎朝、漁協直営の大型定置網(白子瀬戸の定置)の水揚げの監督指導をやってる。白子瀬戸の定置は日本有数の漁場だ。定置職員1人当たりの水揚げ高で言えば,5本の指に入るだろう。
 今年(2005年)は1月からサバが連日入網して忙しい日々が続いた。お盆をすぎる頃になると「夏枯れ」と言って魚が入らなくなる時期がくる。定置網は1ヶ月程度網を上げて休みとなる。
 定置網は待つ漁業なので、潮の流れ方で入るものは変わるけれど、アジやマイワシ、スルメイカブリが沢山入ってほしいと思っている。
 
 海士の方は、私が中心となって、地元の海士仲間と一緒にアワビ営漁漁場を作り上げ、毎年安定した水揚げを上げている。いろいろな意見があったが、やって良かったと思っている。また後継者も育てているところであり、これからまだまだ忙しい日々が続きそうである。

アワビのニンニク漬けを紹介します。

指導漁業士
(平成元年度青年認定・平成15年度指導認定)

(平成17年6月 談)


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