浜の情報

各地の漁師からの浜の話題を掲載します。


  「南房総黒潮の恵み」ホームページへ  


『海の男たちの展覧会』開催のお知らせ
 5年ぶりに外房の漁師仲間による絵画展が開催されます。海の豊かさ,荒々しさ,美しさを間近で見続けている海の男7人衆の作品を是非ご覧になってください。

 開催日時:平成19年10月20日(土)〜10月28日(日)、22日(月)はお休み
        午前9時〜午後5時
 場   所:鴨川市民ギャラリー、鴨川市横渚893、04-7093-2366

  入場無料
 出 展 者:庄司日出男、磯貝岩夫、熊谷繁、田丸幸男、数金一浩、武ノ内正一、熊谷実

第3回展覧会の模様はこちら

平成19年8月25日、鴨川市漁協 熊谷実

ハバノリの生育順調   今年は海水温が高く、12月に入っても水温が19-23度と落ち着かない。黒潮が接近しているからなのだが、陸の方は雪が舞うほど冷えてきて、磯場のハバノリは順調に生育している。
 北東部の地域では正月に欠かせないものなので、高値で取り引きされる。これから夜磯(大潮で潮が引くのが真夜中になる)でハバ摘みのために人が出るが、今年は海中転落事故も起きている。十分注意して獲ってもらいたいものだ。
 さらに心配なのは密漁する奴らだ。密漁防止のために毎夜磯を巡回している。これからもっと寒くなるので大変だけど巡回だけは欠かせない。
(平成17年12月17日、白浜町漁協 渕辺重房)

魚が少ない
 水温の影響か、魚が定置にあまり入らない。毎日1t程度の漁が続いている。去年の今頃はマサバの大きいのが沢山入ってきて良かったが、今年は黒潮が近づきすぎていて、北からの冷たい潮が降りてこない。つい最近まで夏の魚である小さなシイラやソーダガツオだらけだった。
 北から来る冷たい潮にはカタクチイワシがいるので、それを追いかけてサバやイカ、スズキ、ヒラメなどがくる。冷たい潮、早く南へ降りてこないかな。
(平成17年12月17日、房州ちくら漁協 佐藤光男)

ヒラメ、いないねぇ
   ヒラメが今年は獲れない。例年ならヒラメが獲れてもいい時期なんだけど。九十九里や銚子の方は獲れているみたいだけど、こっちはヒラメの話なんて聞かないね。
毎年たくさんのヒラメを放流しているんだからもっと獲れてもいいんだけどね。餌のイワシがいないからどこかへ行ってしまっているんでしょう。早く来てほしい。
(平成17年12月14日、西岬漁協 内川洋)

キンメはそこそこ
   寒くなって季節風が強くなったので出漁日数が少なくなってきたけど、布良瀬のキンメは獲れている。大漁ってほどではないけど。この時期のキンメは脂がのって美味しい。是非食べてください。
(平成17年12月、館山船形漁協 島田誠)


ハバノリの生育が遅れている
 今年は海水温がなかなか下がらなくて正月用のハバノリがなかなか採れなかった。季節風が吹いてもう少し水温が下がれば本格的に採れるとおもう。
 ヒラメも12月に入って網を掛けたけど全く獲れなかった。海の状況が1ヶ月くらい遅れているんじゃないかな?
(平成15年12月25日、白浜町漁協 淵辺重房(作栄丸))

キンメに出漁中
 12月上旬までは小さいキンメが主体だったので勝山、富浦、館山船形の3船団で標識放流をやりました。中旬からビリ(200g以下)が少なくなり年明けは大きめのキンメが主体の漁模様。昨年よりも布良瀬漁場のキンメは獲れているので少し安心しています。ただサメやイルカが多くて仲間が困っている。
(平成16年1月7日、鋸南町勝山漁協 今井正雄(吉重丸))

館山支部に新しい漁業士が加わります
 1月16日に千葉県漁業士会の認定式が行われます。館山支部では館山船形漁協の島田誠さん、西岬漁協の内川洋さんが指導漁業士として認定されます。また現在青年漁業士として活躍されている50歳以上の漁業士の方も指導漁業士に認定替えされます。詳細は次回更新時にお知らせする予定です。


第2回調理実習指導を行いました
 2月12−14、17日、館山市内にある県立安房南高校の2年生151人を対象に、当支部の漁業士や漁協婦人部、船形漁協青年部など沢山の方が講師となり、マアジを使った調理実習指導を実施しました。鋸南町勝山漁協で養殖している3kgの大きなマダイを生徒の前で三枚おろしの実演を行ったあと、各班に分かれて勝山や和田の定置網で獲れたマアジを使って刺身、つみれ汁、煮魚の3品を作りました。生徒も講師も楽しく実習できました。詳しくはこちら

マグロが打ちあがる!
 2月上旬のある日の午後、天津の海岸に30−35kgのマグロが打ちあがった。観光客が最初「サメだ!」と騒いでいるのを仲間が見つけたのだが、よく見たらマグロが岩に挟まって身動き取れない状態でバタバタしていたらしい。その漁師は犬の散歩をしていたのだがその綱をマグロのしっぽにつないで引っ張って家に持って帰り食べたそうだ。
 マグロの種類はおそらくダルマ(メバチ)だろう。キハダかもしれないが、今沖のカジキ縄で獲れているのがダルマだからね。長い間住んでいるけど、マグロが打ちあがったというのは初めてだよ。港ちかくにもカタクチイワシが沢山寄っているからそれを食べに来たのかもしれない。
〈平成15年2月14日、天津小湊町漁協 伊藤正巳 (金平丸)・金高重雄 (浩徳丸))

※マグロやカツオ、青物(ブリなど)が餌のイワシ類などを追い回して、浜に小魚が沢山打ちあがったり寄ってくることを外房では「はものまわし」と呼びます。イルカやクジラが追いかけることもあります。平成9年には小湊から勝浦の各港に大量のカタクチイワシが入り込み死んで大騒ぎになりました。このときは青物が沢山沖にいてイワシを追いかけ回していたのが原因と言われています。

エチゼンクラゲ入網
 昨年暮れに勝浦でエチゼンクラゲが海岸に打ちあがって大騒ぎしたけど、白子の定置網にもその前あたりから入ってきていた。数は多いときで1−2匹だけども邪魔。包丁とかで小さく切ってゴミと一緒に水揚げ場に持って帰ってくるのだが、いつの間にか跡形もなくなくなってしまうところを見ると誰かが食べるために持って帰っているのかな?最近内房の方へも入るらしい。14年は台風で県内の定置のほとんどが被害を受けたし、目当ての魚が少なくて困った。今はセグロは入るけど脂があって加工用にはむかないから値段が安い。それを追いかける青物もいないね。イルカが居るから魚が寄りつかないのかも。小さなハリセンボンもまた入り始めたよ。
〈平成15年1月17日、房州ちくら漁協 佐藤光男(第一光洋丸))

※今、外房沿岸はカジキ縄の最盛期ですが、イルカやツチクジラ、シャチが餌や獲物のメバチを食べてしまう被害が出ているそうです。

ハバノリ干し
 浜荻のハバが解禁になったので早速摘んで干した。少しでも曇ると乾きが悪くなるので干している間は家の中でずっと見ていなければならない。今年はまずまずの出来だった。
〈平成15年1月17日、天津小湊町漁協 浜荻支所 滝口薫(共進丸))


キンメに出漁中
勝浦のキンメ場が解禁になって行っているけど、ようやく中キンメが混じり始めたよ。キロあたり1,000円を上回ったのでこのまま漁が続けばうれしいね。
(平成14年11月12日、鴨川市漁協 熊谷実(喜久丸))

※勝浦のキンメ場は7月から10月いっぱいは禁漁という申し合わせになっています。この間、外房の小型船は近場の昼イカ漁や青物の曳縄、三陸〜北海道沖のカジキ突棒漁に出かけていきます。

キンメからゴマサバ・クロムツ漁へ
例年ならば布良瀬や伊豆諸島近海の島周りのキンメダイ漁に出かけるのだが、近頃季節風が強かったり布良瀬で漁が思わしくないため、小型船の仲間は近場の沖の山でゴマサバとクロムツを狙いに行っている。ゴマサバが高値で600円/kgのため遠い島周りへ行くより安全だ。しばらくはこの2種狙いで漁を行うが、年末にはキンメ狙いに変えるとおもう。
また同じ組合の仲間が本牧沖でタチウオ操業中にサメに囓られたり盗られたりするそうだ。定置網に南方系の魚が入ることが多い年なので内湾にまでサメが入ったのだろう。
(平成14年11月6日、鋸南町勝山漁協 今井正雄(吉重丸))

『海の男たちの展覧会』開催のお知らせ
今年で第3回目となる外房の漁師さんたちによる絵画展が開催されます。絵を描くことが好きな鴨川、小湊、勝浦の漁師7名の作品を展示します。是非ご覧になってください。

期   間:平成14年11月12日(火)〜11月17日(日)まで
場   所:鴨川市民ギャラリー(鴨川市横渚893 0470−93−2366)
開催時間:9:00〜17:00 入場無料です!
出 展 者:鴨川
       共進丸(まき網) 田丸幸夫、磯貝岩夫
       喜久丸(一本釣) 熊谷繁、熊谷実
       高尾丸(一本釣) 庄司日出男
     小湊
       志寿丸(一本釣) 吉田友一
     勝浦
       金生丸(一本釣) 数金一浩

第2回展覧会の模様はこちら

イセエビ・サザエ漁始まる
8月1日より解禁となったイセエビ・サザエ漁が始まりました。今年は7月に2つの台風が房総半島を直撃、さらに後半は台風9号のうねりによってほとんどの船が出られず、浜も寂しい限りでしたが、ようやく浜に活気が戻りました。しかしイセエビの漁獲量は2日現在で例年並みと、大豊漁であった昨年に較べるとかなり少なかったようです。

あまり網に掛からなかった。9日が新月なのでこれからではないか。(白浜町漁協 淵辺重房(作栄丸)
あま漁を約40日ぶりにやったが、イセエビは岩の陰にいたね。今年はサザエが少ない。(房州ちくら漁協 佐藤光男(第一光洋丸))
イセエビは多い人で40kgくらい獲っていた。サザエはほとんど獲れていない。(鋸南町勝山漁協 今井正雄(吉重丸))

関東・東海ブロック漁業士研修会開催される
7月19日(金)〜20日(土)に千葉・神奈川・静岡・愛知・三重の5県の漁業士が銚子市に集まり2日間に渡り開催されました。
研修会1日目は各県の漁業士会の活動状況、水産庁、から事業の説明、千葉県水産研究センターからは千葉県と水産工学研究所、銚子市漁協小型底曳支所の3者で取りんだ、「選択性漁具」についての講演、そして漁業士会活動として取り組んでいる銚子市漁協外川支所の「きんめだいまつり」について講演がありました。
2日目は銚子漁港を見下ろせる展望台のあるウオポートを見学後、きんめだいまつりを見学しました。各県の漁業士の方と県内の漁業士の方々が一堂に集まり、活発な意見交換がなされました。来年は三重県で開催予定です。
(平成14年8月3日)

ヒラメの放流始まる
(財)千葉県水産振興公社で中間育成されたヒラメ稚魚(約10cm)の放流が始まりました。
漁師は放流した稚魚が大きくなることを楽しみにしています。もし30cm以下の小さなヒラメが釣れた時は海に放流してください。
ご協力お願いいたします。
(平成14年6月26日)

館山支部総会で新役員、今年度の活動計画決まる
6月14日に館山支部総会が開催されました。今年から2年間、4名が支部役員となりました。よろしくお願いいたします。
支部長    今井正雄(鋸南町勝山漁協所属 指導漁業士)
支部長代理 淵辺重房(白浜町漁協所属 指導漁業士)
監事      滝口薫(天津小湊町漁協 青年漁業士)
会計      岡崎清一(鴨川市漁協 青年漁業士)        

今年は昨年度好評だった安房南高校で実施した「調理実習指導」を今年度も実施する予定です。
(昨年度の調理実習指導の模様については後日掲載いたします)
(平成14年6月26日 館山支部事務局)

あま漁始まる。テングサ、サザエが少ない
5月1日から始まったあま漁だが、時化が多く、中旬になって凪が続いたのでやっと潜れた。アワビは平年並みの漁模様だが、テングサがあまり生えておらず、ドラ草が多い。サザエも今年は見かけない。特に小さいサザエは少ない。今後が心配。アワビの値段が上がってくれるといいのだが。
(平成14年5月24日、白浜町漁協 淵辺重房(作栄丸))

※普及員が浜で聞いた情報※
・今年は館山支部管内のあま漁のやっているどの浜でも、漁師さんから「サザエが少ない」「テングサ(マクサ)の延びが良くない」という話を耳にしています。
・千葉県ではイセエビ、サザエ共に6月1日から7月31日までは禁漁となります。


今漁期はキンメが豊漁
10月から解禁になった勝浦沖のキンメ漁だけど、今年は去年の3倍くらいの獲れ方をしている。でも小さいのが多いから、沿岸小型のキンメ部会で話し合って、11月と12月の帰りの時間を30分早くした。この小さいキンメを大事にしたいね。
(平成12年11月2日、天津小湊町漁協 金高重雄(浩徳丸))

ヒラメ漁はイマイチ
白浜では11月から沖での刺網が解禁。いつもはヒラメを狙って出漁するが、今年はまだ水温が高いせいかヒラメが少ない。
そこで、ヒラメとは違う場所でブダイを狙いながらヒラメが来るのを待っている。
兄貴がサザエ網をやっているけど、あまり掛からない。目突きでは獲れているから、いないわけではないが、水温が気に入らないのか、サザエが動かないようだ。
(平成12年12月8日、白浜町漁協 淵辺重房(作栄丸))

初漁でカジキ好漁
2日くらいからうちのすぐ沖にカジキが来ているというので、初めてカジキの曳縄をやってみた。
4日に始めてすぐ50sのを1本。翌5日には80sを1本。80sのにはさすがに手こずらされた。
漁場は白浜沖すぐのところ。
(平成12年1月5日、白浜町漁協 淵辺重房(作栄丸))


巨大カツオ現る

今日はカツオやってきた。「下り」じゃないね.ありゃ南方カツオだよ。でかすぎる。10キロくらいのが混じってる。
漁場は真沖10マイルくらい。
〈平成11年11月12日,鴨川市漁協岡崎清一〈清一丸〉〉

今日はいとこ掬って,餌釣りをしたが,魚が大きすぎてだいぶ道具を切られた。13キロくらいまでは揚がったけど,それ以上は無理。
漁場は真沖7,8マイル。
これからぶっぺ買い足してまた明日行く。道具も太くする。
〈平成11年11月15日、天津小湊町漁協 浜荻支所 滝口薫(共進丸))

この時期に,あんなカツオが来たのは,親父も見たことがないと言っている。
〈平成11年11月25日、鴨川市漁協 太海支所  小笠原由人(清照丸))

11月16日鴨川の水揚
10キロのカツオ
〈遠洋竿釣りでは珍しくないけど,房州沿岸にはめったに来ない〉
こんな「きめじ」も混じってました。

かじき突棒と鯖はいから釣り 鴨川 岡崎清一(清一丸)

正月明けはかじき(マカジキ)の突棒と曳縄をやっていた。5,6本獲れた。
外房に沿って黒潮から温かい水(水温18〜20度くらい)が入っていたので、漁場が近く、かじきも多かった。
その後は鯖のはいから釣りが良いのでこちらをやった。平さば(マサバ)は「大」「中」主体で値段がよい。
「大」で1000円/s。「中」で600円/s。(浜値)
この時期のさばは脂がのっていてとても旨い。
 今年から鴨川小型船研究会の会長になった。
2月20日には研究会でやっているワカメ養殖の刈り取りと「塩わかめ」への加工をする。
(平成11年2月1日)


底魚釣り 天津小湊町漁協 浜荻支所 滝口薫(共進丸)

キンメとメダイ狙いで島周りに行って来た。南東口の潮が速くてやりずらかったが、手間賃位にはなった。
キンメは「中」、メダイは7,8s位までの型。
昨夜は八丈泊まりだったが、今朝起きたら南西の風がうなっていた。しかし、新島を越えたら凪になった。
凪たらまた行こうと思う。季節風が吹く前にできるだけ行っておきたい。(平成10年10月28日)


カツオ曳縄  鴨川 岡崎清一(清一丸)

 今回は漁師の言葉でカツオ漁の情報をお知らせします。
 「鴨川南東沖40〜45マイルにカツオの漁場。300sの漁獲。魚体は特大主体に極小混じり(一六もの)。群れはすなむら」(平成10年3月5日)

キンメ場にサメ現る  天津  金高重雄(浩徳丸)

 今,勝浦沖のキンメ場ではサメの被害が出始めている。釣れたキンメをサメに食われてしまう。主にもうかざめという種類。3月4日はうちの船の3人のうちて2人が道具をサメにとられた。かなりキンメが食っていたので大損害だ。そのあとカツオに行ったが,すなむらぽつぽつしか釣れないので3人で乗ってると飽きてしまう。(平成10年3月5日)

勝浦沖のキンメ漁 始まる

 7月1日から禁漁にしていた勝浦沖キンメ場のキンメダイ漁が,10月1日から始まりました.

天津漁協 金高重雄(浩徳丸)

 今日はキンメ場の灘側の漁場で操業したが,おかず程度しかつれなかった。全体的に漁模様は良くない。沖側の漁場は少しは良いようだが,他に漁がないので,船が多くやる場所がなかったということだった。
 また,キンメ場から野島沖にかけてカツオがいたようだが,昨日から見えなくなったらしい(平成9年10月2日)。


海苔養殖の種網を海に広げる    天羽漁協 畑中順一

 富津地区では水温低下の状況をみながら,9月23日に海苔の種網を海に広げてよいことに決めましたが,天羽では9月25日にその作業をはじめました。2〜3日中にすべての網を海に広げる予定です。これから海苔養殖が本格化します(平成9年9月25日)

三陸沖のメカ突き     小湊漁協  酒井光弘(徳丸)


 夏場獲っていたスルメイカが獲れなくなったので,今年は三陸沖にメカジキの突き棒漁に行っている。小湊から5隻,房州全体では12隻が操業している。
 7月上旬から漁をはじめた。漁場は最初が福島県の小名浜沖だったが徐々に北に移り,9月には北海道の襟裳岬の南〜南西沖20〜30マイルで操業していた。今年はメカジキがとても少なく,お盆過ぎから今まででメカジキ5本,マカジキ2本の漁獲。(平成9年9月17日)


あま漁業 終漁   白浜町漁協  淵辺重房(作栄丸)


 9月15日であま漁業が終漁した。
 今年はアワビが少ないうえに,45日ほどしか潜れなかったのであまりいい年ではなかった(例年は60日ぐらい潜る)。
  潜っているところの写真 を撮った9月9〜10日は,水温26℃,8月に鼓膜を痛めたため深いところに潜れなかったこともあって,特に水揚げが少なかった(平成9年9月16日)。

海苔養殖の陸上採苗 始まる   大佐和漁協 臼井義行 ・ 天羽漁協 畑中順一

 富津地区で海苔養殖の 陸上採苗 が始まりました。大佐和では9月10日から。天羽では12日からおこなう予定です。朝早くから水車に海苔の網を巻き,回しながら海苔の種を漬ける作業で1〜2週間ほどこの風景がこの浜で続きます。海苔はこれから忙しくなります(平成9年9月10日)

カツオ曳縄漁      小湊漁協  酒井光弘(徳丸)

 漁場はふたたび遠くなっている。小湊港から真東に70マイル。今日の水揚げは600s,2.2〜3sの中主体。水温が低い中にいるカツオなので,脂がのっている。(平成9年6月24日)

カツオ漁場が灘に!   天津漁協 金高重雄(浩徳丸)

 これまで魚影がみられなかった勝浦沖のキンメ場付近に、今日カツオの群れが突っ込んできた。今日は餌持ち群れ(シラスなどを食べていて疑似餌に食いつきにくい群れ)のため、餌付きが悪かったが小(2sほど)主体中混じり120s漁獲した。良い船は200sほど。水色が良くなってきている。(平成9年6月11日)

東京湾の底曳網     天羽漁協 畑中順一(新生丸)

 海苔の養殖が終わり、5月から底曳網を始めた。操業している場所は浦賀水道の東側(富津岬と三浦半島の間あたり)。
 操業は夜間。夜7時に出港し、翌朝6時頃港に入る。
 一晩で獲れる量は、サルエビ(鯛釣りの餌になる)20s、そげ(ヒラメの小さいの)2〜3s、クルマエビ1s程度。あまり漁模様はよくない。

カツオ曳縄漁     小湊漁協  酒井光弘(徳丸)

漁場が遠い。沿岸にカツオがいないので、小湊港から南東に100マイルのところまで行っている。
前の晩の11時に出港。日の出から11時頃まで操業して、夕方の5時に港に入る。
魚体は中小主体で150sを漁獲した。(平成9年6月2日)

カツオ曳縄漁     江見漁協  小笠原由人(清照丸) 

今日の漁場は大島沖。太海港から40マイル、(船で)走って2時間ぐらいのところ。
房州の船はこの周辺から三宅あたりで操業していた。魚は小さく「小小(1.3s/尾ぐらい)」を250sほど漁獲した。今年は魚が小さいし、平均単価が安くて困る。(平成9年5月23日)

大島のキンメ漁    天津漁協  滝口 薫(共進丸)

カツオ(の平均単価)が安いので、昨日の晩から大島で周辺のキンメ・ムツ釣りに行った。漁はムツ40sにキンメ30s程度。大島周辺にはうちの船のほかは千倉や内湾の船が行って操業している(平成9年5月23日)。

あま漁業 解禁   白浜町漁協  淵辺重房(作栄丸) 

白浜では5月1日にあま漁業が解禁となったが、水温が低かったため実際に潜り始めたのは13日から。今日までに5日ほど潜った。水温は上がってきて今日は18℃。
今日の水揚げはアワビ6〜7s。約20枚。調子が悪かった。サザエが5月いっぱいで禁漁になるので他の人はサザエを中心に採っている。1人で70sぐらい。
今年は安房地区でサザエが多いのが目立つが、ここにきて少なくなってきた。(平成9年5月23日)


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