漁師ことば辞典

漁師は普通に使っている言葉でも一般にはわかりずらい言葉を解説します。
最後に”k”が付いているものは、熊谷指導漁業士の奥さんからの寄稿です。

ア行 カ行 サ行 タ行 ナ行 ハ行 マ行 ヤ行 ラ行 ワ行

ア行

カ行

「沖が暗さはいなさか雨か。からす猫の目が光る。」
→沖の方に真っ黒な雲がたれ込めて、稲光もしている。いなさ(南東の強風)が吹くか、雨になるのか。
「ぎらぎら凪と女のけたけた笑いには気を付けろ。」
→その後嵐になる。
「太陽の水上がりはその日雨」
→太陽が水平線からはっきり昇る日は雨になる。
「出ごしは雨。入りごしは風。」
→「こし」というのは朝日や夕日の両脇に出る光。朝日に「こし」が出ると雨が近く、夕日に「こし」が出ると翌日は風になる。
「運び雨は明け方急に風が出る。」
→夜、降ったり止んだりの雨の翌明け方は急に風が吹く。
「宵のしゅうては朝の凪」
→夜、突風と大雨を伴うときは、翌朝は凪になる。

サ行

タ行

ナ行

ハ行

マ行

ヤ行

ラ行

ワ行


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