小さいのは俗称ジンダ。丸ごと唐揚げにしても良し。 大きいものは刺身,たたき,塩焼きと食べ方も豊富なさかなです。 さんが焼き・なめろう にはアジが最高です。 黄鰺と黒鰺は同じマアジですが色、形が違います。また漁場も、黄鰺は灘の定置、小釣りで、黒鰺は沖の立て縄釣りでと、違いがあります。 あおた(図鑑ではマルアジ)はマアジより背中の青みがやや濃く、身の赤みが強いです。 めあじ(図鑑でもメアジ)はマアジより目が大きく、えら蓋の黒い点が薄い感じです。 マアジ、あおた、めあじは良く似ています。すぐに見分けられたら、かなりのさかな通?。 浜値(鴨川) 昨年の平均は100円/Kgでしたが、ほとんどジンタです。大きいものは高く500〜1000円/Kgします。でも、昔に比べアジは安くなりました。 あおたやめあじはマアジよりずっと安いです。 | |
黄鰺 |
あおた(青鰺) |
黒鰺 |
めあじ(目鰺、女鰺) |
南房総では 定置網 、 ハイカラ釣り がおこなわれています。また南房総の大型船2隻が伊豆諸島にたもすくい漁業でも獲りにいっています。さばにはマサバとゴマサバの2種類がいて,脂がのって冬においしいのがマサバ。ゴマサバは鯖節などの加工用に回ります。 写真は平成10年1月に勝浦沖のハイカラ釣りで獲れたマサバ(1sもの)。どうですこの幅、よだれが出ます。 浜値(鴨川) 昨年の平均は500円/Kgでしたが、冬場、ハイカラ釣りでとった600g以上の大きなマサバはキロ1500〜2000円はします。脂がのって最高においしいです。 昔はサバなんて猫またぎで、市場のそこらに捨ててあったりしましたが、今は資源が減って高級魚の仲間入り。鴨川のハイカラ釣りで獲れたマサバは、築地市場では関サバ、松輪のサバより高値で取り引きされることもあるそうです。 |
イ ワ シ
浜値(鴨川)
昨年の平均は、マイワシ100〜200円/Kg、カタクチが50円でした。マイワシは高いときはキロ1000円以上します。マイワシ資源は減っていますが、カタクチは増えています。 | |
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こちらで新鮮なサンマが手にはいるようになるのは冬から春、定置網に入るようになる頃です。 この頃沖に出ると、海面からサンマが群で飛び跳ねているのをよく見かけます。これは、大きな魚がサンマを食べようと、追いかけているためで、それは、カジキだったり、ブリだったり、メジマグロだったりします。 このころのサンマは、すっかり脂が抜けたものか、生まれて間もない細いサンマです。そのまま焼いたりしてもおいしくないですが、丸干しにしたもの、特に針子(はりこ)サンマと呼ばれる小さいものの干物は、ほろ苦くておいしいです。 写真は冬に鴨川定置に入ったサンマ。よく引き締まっているでしょう? |