江戸前の逸品


海苔



 東京湾で盛んに養殖されています。南は富津市天羽までが範囲。

のり養殖へ

生海苔の食べ方
畑中順一



生海苔が手には入ったときは次のように
(1)生海苔は塩水に浸かっています。ふきんでくるんで水をよく切ってください。
(2)次に真水で洗ってください。潮気をとるためですから軽くで結構。
(3)再び,ふきんでくるんでよく水を切ってください。以上です。あとは,三杯酢やしょう油などお好みの味で食べてみてください。みそ汁に入れてもおいしいです。

生海苔からつくる海苔の佃煮 ワンポイント
畑中さんの奥様情報

海苔の佃煮は生海苔を酒,みりん,しょうゆ,砂糖で煮込みます。味付けはお好みで。
鍋に海苔を入れるとき,少しずつ加えてください。鍋の中の海苔の色が変わったら足すようにしないと,うまく煮えずに失敗してしまいます。

生海苔をぱっとちらしたみそ汁

あなご

内湾では金田、木更津、富津で、内房は大佐和で水揚げされます。漁法は小型底びき網とアナゴ筒といって、塩ビパイプの片方をふさぎ、もう片方に返しを付けた漁具を使います。これにイワシやイカなど餌を入れて一晩沈めておくとアナゴが餌の臭いにつられて入り、返しで出られなくなります。
小さいアナゴはメソと呼ばれていますが、資源を守るため、千葉、神奈川、東京の漁業者が協力してなるべく小さなメソを逃がすために、アナゴ筒の水抜き穴を広げて資源保護につとめています。

くるまえび

内房では大佐和、天羽、保田、勝山、富浦、館山船形、外房では鴨川が産地。ともに刺網で獲っています。大佐和、天羽は小型底びき網でも獲っています。ただ獲るだけではなく、種苗放流も行っています。

アサリ

江戸前にかかせないのがアサリ。
千葉県では行徳〜船橋,木更津,富津がアサリの3大漁場。潮干狩りが楽しめるところもあります。
漁師は「こしまき」「大まき」といわれる貝掘り機や潜水器でアサリを獲ります。

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