延縄(はえなわ)漁業延縄とは,餌をつけた縄をつなげて,横にずうっと張っていき,魚を獲る漁業。
南房総の漁師は,冬場カジキを獲るために操業しています(イラストでは上にかけてあるのがカジキ用,海底近くのはヒラメ,コチなど用のものです)。 |
カジキへ |
獲れる魚:かじき(マカジキ,メカジキなど) |
縄の端に付けるブイ海上で見つけやすいよう,灯りや電波発信装置が付いたブイを使う。(ラジオブイと呼んでいます) |
縄揚げ機と釣り揚げ機左の縄揚げ機(ラインホーラーと呼びます)で縄を回収していき,魚が掛かっていたときには右の釣り揚げ機釣り上げ機で引き揚げる。 カジキなら手で揚げるんだけど,大きいマグロがかかったときにはこれが発揮します。以前は手で揚げていたけど,大きいものはとても揚がりません。機械を使いながら長くて3時間もかけて揚げていきます。イカ釣り機と構造はいっしょ。 |
カジキの秘密兵器(ミサイル)せっかく魚がかかっても針がはずれて逃げられるのはとても悔しい。特に大物は揚げ損なうことがおおい。そこで登場するのがミサイル。大きいのがかかったときには道糸からこれを落とします。すると頭にこれががっちりと食らいついて逃がす心配がありません。 |