刺し網漁業

獲れる魚:イセエビ,サザエ,ヒラメなど

海の中にカーテンのように網を張り,近くにきた魚を網にひっかける漁業です。
獲るものによっていろいろな網を用意します。
イラストの左側はブリやボラなどの海中を泳ぎ回る魚をとる網,右側はイセエビ,サザエ,ヒラメなど海底近くにいるものをとる網です。

作栄丸(淵辺重房)ひらめ刺し網操業開始

白浜町漁協、ひらめ刺し網解禁日の様子(平成9年11月2日)

 11月3日朝6時30分,網を揚げはじめる。
 網は昨日の夕方に掛けておいたもの。
 今日の漁場は白浜の名倉港から船で5分ほどはしったところ。水深15m。

 ネットホーラーという機械を使って網を揚げていきます。
かかったヒラメは横によけといて。
傷が付かないようにはずして,船倉に移します。
 
去年の初日,この場所で3sものを含めて7枚獲れたのに今年は1.5sを頭に4枚しかかからなかった。
今日の海上での作業は30分程度。
港に戻って網を作業場へ運びます。
作業場では家族で網のつくろい。
引っかかった海藻や水揚げしなかった魚をはずしたり,破けたところを補修します。
白浜では組合の職員が各港をまわり,水揚げした魚を買い取りに来ます。
今日他の船にはイシガキダイやコショウダイが水揚げされていました。

作栄丸のはなし

今年はサザエが多い。ヒラメ網にイシダイがよく掛かる。2月に入ってから,10匹くらい(1〜5.2s)。水深は10〜20m。よその網にはあまり掛からないようだが。最近1kgくらいの放流ヒラメが1尾掛かった。(平成9年談)

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