嶋津 博(しまづ ひろし) 指導漁業士

乗っている船
喜知丸(きちまる)

住んでいるところ
千葉県勝浦市

主な漁業種類
カジキ延縄(11〜3月)
鰹曳縄(4〜5月)
常磐メカジキ突棒(6月)
サンマ棒受網(7〜8月)
日本海マグロ延縄(9〜10月)

所属漁協
新勝浦市漁業協同組合 川津支所

「喜知丸」は、親父が始めた船で、船名の由来は、親父が横浜で働いていた時に、喜知丸という船があり行く度に大きくなったゲンがいい名前であり、妻がキチという名前であったことから命名したそうだ。

 現在の乗組員は、自分と息子(28才)、親戚(48才)の3人で年間を通して千葉から北海道まで駆け回っている。自分は学校を出て、しばらくの間よその船に乗っていたが、漁師になってかれこれ41年ぐらいになる。
 また、親父から船頭を継いだのは、27才の頃だから、2代目船頭としては、30年になった。

 今、勝浦沖でカジキのテグス縄をやっているけど、北海道沖にマグロの延縄をやりに行っていた時の経験が今の漁具や操業方法をつくりあげるのに役立っている。魚を獲るためには、いろいろ情報を集めて、頭をひねって工夫していかないと、魚も頭が良くなっているし、漁師も結構むずかしいものだ。

 去年(H9)の12月に娘を嫁に出し、今年の2月には息子が嫁をもらった。おめでた続きであわただしかったけど、今は早く孫の顔が見たいと思っている。わが家には、あともう一人娘がいる。
 「喜知丸」には、3代目が育っているので安心している。(平成10(1997)年談)


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