底びき網漁業

船を使い、主に海底で網を引っ張って魚をとる漁業です。県内では銚子の沖合底びき網と小型底びき網、東京湾(浦安市から富津市)の小型底びき網があります。同じ小型底びき網でも、銚子と東京湾では引っ張る時間や漁具が大きく異なります。
東京湾の小型底びき網はカレイ類やエビ類、アナゴ、タチウオ、スズキ、トリガイ、タイラギなどの海底近くにいる魚を獲っています。富津岬以南の内房海域では天羽と大佐和の漁師が操業しています。銚子〜九十九里では板曳きと呼ばれ、水深20〜40mの海域で操業しています。

内湾の底曳網(天羽湊の新生丸)


 船尾から網を曳く。のり養殖以外の時期(5〜8月)に操業する。
 昔は海が豊かでいろいろな魚が獲れたけど,今はサルエビ,クルマエビ,小ソゲ(ヒラメのちいさいの)などが主になっている。
 サルエビは食べてもおいしいけど,活かしてきてマダイ釣りの餌として需要がある。1s当たり3000円弱。



銚子九十九里の底引き網

板曳き網とも呼ばれています。銚子九十九里沿岸の水深20〜40mを操業しています。

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