平野 多美雄
(富津漁業協同組合所属)


多喜丸(たきまる) 6.6トン
潜水器(アサリ・バカガイ等)

 東京内湾の南部、富津岬周辺の海域で潜水器を使いアサリやバカガイなどを採っています。潜水夫となって約20年。平成14年からは父親から経営を任され、日夜頑張っています。
 漁協潜水器青年部に所属し、仲間とともに潜水器漁法の改良や資源管理活動に力を入れてきました。その結果、平成12年度には第6回全国青年・女性漁業者交流大会で水産庁長官賞を受賞(課題:潜水器漁業での噴射ポンプの能力抑制による貝類資源管理)、また平成10年から5年間、ミルクイを種苗生産・中間育成試験に取り組んできました。
 潜水器という漁法は船上にいる人と潜水夫の息がぴったり合わなければできない命がけの漁法です。重たいヘルメットと潜水服を着て海に潜り、海水を噴射して貝を採るのですが、ちょっとしたトラブルが大きな事故に結びつくので、みんな安全操業を心がけています。
 これからは貝類資源をみんなで管理を行いながら利用し、潜水器漁業の担い手として漁業技術の継承に努めていきたいと考えています。
 また、地域のイベントを通して富津の水産物や漁業のPRも行っていきたいと考えています。

指導漁業士


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